
現在の日本では働き方改革の流れもあり様々な働き方が生まれていますが、その一方で仕事をしていないニートの人もそれなりの数で存在します。
この記事では、ニートの人が「働こう!」と思ったときに利用してほしい就職・求人サイトをいくつか紹介します。
ニートについて
ニートって?
ニートという言葉を聞くと無職の人という漠然としたイメージを抱きがちですが、この言葉は定義としては「仕事、あるいは就学のどちらも行っておらず、就労のための訓練もしていない人」を指します。
ニートに近い状態としてフリーターが挙げられますが、フリーターは就労の意思はあるが何らかの理由によってフルタイムで働かない状況を意味するので、ニートとは別のものです。
ニートの人口は?
厚生労働省によるニートの定義は「15~34歳の非労働力人口のうち家事も通学もしていない男女」となっており、2014年時点で日本国内に56万人のニートがいるとされています。
ただし当然のことながら現実には35歳以上の無業者である「中年ニート」も存在しており、総務省が公表した2016年の労働力調査によるとその数は123万人にも及ぶようです。
最近はニートを採用したい企業が増えている
ただしニートは、年齢が上がるほど就職するのが難しくなっていく面もあるので注意が必要です。
就職するにあたってのアドバイス
一般的に、ニートである期間が長ければ長いほど就職するのも難しくなっていくとされてはいますが、対策を行えばニートであっても就職することは可能です。
身だしなみを整える
まずは身だしなみをきちんと整えることです。
未経験を採用する職種がおすすめ
色々な業界・職種に目を向け、複数の企業に応募することも大切です。
そのため、未経験でも採用することが多い人手不足の業界の企業などに注目することが大切になってきます。
本気で正社員を目指すなら転職エージェントに相談しよう!
1.ウズキャリ
ウズキャリは株式会社UZUZが運営する、第二新卒専門を謳う転職サイトです。
ウズキャリの特徴は、他の多くの就職サイトや転職サイトと違い第二新卒者や既卒者の就職に特化しているため、そのような方が就職するためのノウハウが豊富にあることです。
また、ウズキャリのキャリアカウンセラーは全員元既卒、あるいは元第二新卒で構成されていることから、利用者は等身大の転職経験に基づいてアドバイスを受けることができます。
2.DYM就職
DYM就職には特徴がいくつかありますが、その一つが登録している企業と書類選考を経ずに面接を行えることです。
一般的に、企業に就職するときは履歴書などの書類選考が必須のものとなっています。
履歴書には経歴を書く必要があるので、過去に会社をすぐに退職したことがあったり職歴がなかったりする入社志望者は、そうでない人に比べると不利になってしまいます。
しかし、DYM就職であれはDYMのエージェントと面談をした上で就職を希望する企業と面接を行う流れになるため、経歴上のマイナスポイントを気にせず就職活動を行うことが可能です。
3.マイナビエージェント
マイナビエージェントは就職情報サイト「マイナビ」などで有名なマイナビが手掛ける人材紹介サービスです。
転職希望者向けと一口に言っても、マイナビエージェントではキャリアアドバイザーが必要書類をサポートしたり、企業との交渉手続きを代行するといった点で「マイナビ転職」とは違いがあります。
マイナビエージェントの強みは、ここにしかない非公開求人が多数集まっていることです。
なお、マイナビエージェントは、ウズキャリやDYM就職のように第二新卒やフリーターに特化したサイトというわけではありません。
4.JAIC(ジェイック)
JAICは就職支援サービスや採用支援サービス、教育支援サービスなどを総合的に提供しており、そのうち就職支援に関しては20代の就職・転職支援に力を入れていることが特徴です。
JAICの強みは女性の就職・転職支援も重視していて、第二新卒やフリーターなど社会人経験の浅い女性を対象としたサービスを展開していることにもあります。
一度は社会に出て働いていたものの、今はニート状態だというような女性にはJAICのサービスが向いているとも言えそうです。
正社員の求人がみたいなら転職サイトへ登録してみよう!
1.リクナビNEXT
リクナビNEXTはリクルートが運営する大手就職情報サイトです。
リクナビNEXTで就職活動する場合、基本的に入社したい企業に自分からコンタクトを取る形になりますが、それだけでなく「オファーを待つ」という機能も用意されています。
これは自分の情報を詳細に登録しておくと、採用したいという企業から連絡が来るというものです。
ニートの場合、何らかのスキルや資格を持っていれば企業からオファーが来ることもありえるでしょう。
2.doda
dodaもリクナビNEXTのような転職情報サイトの一つであり、勤務地や業種などの条件で求人を探すことが可能です。
原則的に自分で好みの求人に応募する必要がありますが、エージェントサービスやスカウトサービスもあります。
同じ条件の複数の企業を比較できるので、より自分にマッチする企業を見つけることができると考えられます。
3.バイトルNEXT
ディップ株式会社が展開する社員求人サイトがバイトルNEXTです。
掲載されている求人特徴が細かく分類されており、「未経験・初心者歓迎」はもちろんのこと「ブランク有OK」や「学歴不問」などというカテゴリも存在します。
アルバイトなら求人サイトへ応募しよう!
1.タウンワーク
まずはアルバイトから始めてみようという場合は、リクルートが運営するタウンワークでアルバイト先を探すことができます。
メールサービスも整えられていて、希望の条件を登録しておけば募集が出た際にその案内が届く機能も備わっています。
なお、募集されている求人の中には、芸能人と関わるような「激レアバイト」と称されるものも時々あるようです。
2.マイナビバイト
マイナビバイトもアルバイト求人サイトであり、色々な条件からアルバイト先を探すことが可能です。
募集している企業の中には、どういう人物をアルバイトとして採用したいのか詳しく解説しているところもあるので、どこに応募しようか迷った時はその部分も参考にすると良いでしょう。
3.バイトル
アルバイト募集サイトでありながらもスカウトメール機能もあるので、情報を登録しておけば企業から採用したいという連絡が届くこともありえます。
ミュージシャンなどがかつて従事していたアルバイトについて語るような特設ページも用意されています。
それを読めば、そのアルバイトがどういうものであるかのイメージがより具体的になるかもしれません。
まとめ
ニートの状態からの就職は心身ともに大変かもしれませんが、世の中には未経験者や初心者を歓迎している企業や、ニートの就職支援を行っているサービスも多く存在します。
ニートであるけれど就職しようと考えている方は、この記事で紹介したようなサービスを使いつつ一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。